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湧水のように透き通る
繊細で奥行きのある爽酒
narai kinmon 720ml
商品番号:13627
¥5,500(税込)
使用米 | 長野県安曇野・ ファームいちまる産「金紋錦」 |
---|---|
磨き | 非公開 |
特定名称酒など | 火入れ酒 |
度数 | 15度以上16度未満 |
包装紙
熨斗orメッセージシール
(熨斗を選択された方のみ)表書き
湧水のように透き通る
繊細で奥行きのある爽酒
長野県塩尻の宿場町、奈良井宿。歴史あふれるこの街で、2021年より復活蔵として酒を醸す新進気鋭の醸造所『suginomori brewery』より、長野生まれの酒米・金紋錦を使用した一本のご紹介です。
金紋錦という品種は、1964年に品種登録された歴史ある品種。他の品種の台頭によって姿を消していましたが、近年になりその醸造適性の高さや味の良さが注目され2016年ごろより長野県内多数の酒蔵で使用されています。そんな金紋錦を安曇野・ファームいちまるにて契約栽培。純米大吟醸規格まで丁寧に精米し、美しい奈良井の山々が育んだ仕込み水と協会7号酵母を用いて醸しました。
奈良井宿を抱く木曽山脈のモチーフに、朝の日差しを思わせる黄金が美しいデザインのボトル。スタイリッシュでモダンなデザインが非常に目を惹きます。使用した酒米とアルコール度数以外のスペックは全て非公開。そこには先入観を持つことなく、naraiの味わいや金紋錦の魅力を味わってほしいという想いが込められています。
金平糖のように柔らかな甘みとハーブを思わせる香りが混ざり合い絶妙なバランスで漂います。口当たりは透明感のあるシャープなテクスチャ、そこからミルキーな酸や微かなガス感がやさしく軽快な広がりを見せます。爽やかな甘みと奥行きのある酸が混ざり合った味わいを飲み込むとすっきりとしたキレでフィニッシュ。美しい湧水のように透き通った味わいがたまりません。
繊細でクリア、奈良井の山々が纏った空気のように澄み切った味わいが描く上質なひととき。食事と合わせても大変相性よくお楽しみいただけます。しっかりと冷やし、ワイングラスなどでお楽しみください。
醪を搾ったのち、一度だけ火入れを行う製法のこと。品質が安定している火入れ酒ながら、生酒ならではのフレッシュで豊かな風味をお楽しみいただけます。
また、火入れのタイミングによって生詰や生貯蔵など名称が変わります。
【蔵元紹介】杉の森 酒造 長野県
長野県塩尻市に現存する江戸時代の宿場町、奈良井宿。成立は1532年とも言われ、大変古い歴史を持ちます。そんな歴史に溢れる宿場町で酒造りを営んでいた杉の森酒造。
2012年より休眠状態だったこの蔵が、2021年より名を『suginomori brewery』と改め復活を遂げました。
日本一標高の高い蔵で醸す、透き通る酒
suginomori breweryの最大の特徴は、標高約940mという高さに位置する点。その標高の高さは、数ある蔵元の中でも最も高い標高を持ちます。
標高も高く、緑も豊かなこの地は、美しい天然水に恵まれました。奈良井宿を抱くようにそびえる木曽の山々からこんこんと湧き出る清らかな水を使用した杉の森酒造の酒は、かつて木曽五大名酒と呼ばれる程に高品質、かつ人気の高いものでした。
その仕込み水を引き継いだsuginomori brewery。
信濃川と木曽川の分水嶺付近の湧き水である仕込み水。これこそ、suginomori breweryの繊細な味わいを表現するのに必要不可欠な超軟水でした。
かつてより奈良井宿はその標高の高さ故、米作りに適さない土地。そんな土地に住む人々は、何世紀にも渡り長野県内の名勝地としても有名な安曇野平野の農家より米を購入していたそう。そうして買い取った米は、酒へと姿を変え、農家の人々や奈良井宿の人々、訪れた旅人の癒しとなり、地域経済の発展につながる。そういった循環が存在していました。
suginomori breweryはその伝統を引き継ぎ、名峰・槍ヶ岳や飛騨山脈を望む美しい土地、安曇野の松川村で酒米造りを営むファームいちまるにて契約栽培された最高品質の酒造好適米を使用しています。それはもちろん、最高の米で仕込む、また、県内の米で仕込むというこだわりもありますが、古くからの奈良井宿の姿を崩すことなく受け継ぎたい。そういった意味合いも込められています。
そうして生まれるsuginomori breweryの酒は、透明感と清らかさに溢れ、万人に親しみやすい味わいをしています。
『見せる酒蔵』としての役割とマイクロブルワリー
2021年の再開時には、suginomori breweryは様々な施設を併設し、蔵の様子を眺めながら食事を楽しんだり、宿泊をすることができるようになりました。それは、奈良井宿という美しく歴史に満ちた町に足を運んでもらい、地域観光の活性に繋がれば、という想いから。銘柄名『narai』も、地域の名を付ける事で、お酒をきっかけに地域を知り、そこから興味が広がれば、という願いのあらわれです。
また、suginomori breweryは総面積250平方メートルと大変小さな蔵です。山間部、そして伝統的な建築物の多く残る宿場町という影響もあり、拡張も困難。そんな蔵の限られたスペースを巧みに用い、様々な工夫を凝らして自分たちの表現したい酒や奈良井宿の魅力を醸します。
奈良井宿に伝わる歴史、伝統を守りながら、次世代の復活蔵として未来を切り開く。
suginomori breweryは、新たな日本酒の形なのかもしれません。
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