菊の司きくのつかさ(菊の司酒造)岩手県


菊の司酒造の酒蔵

蔵がある盛岡市は城下町の面影残る歴史深い町。はるか昔は坂上田村麻呂がこの地に築城。鎌倉時代は奥州藤原氏を征討した源氏方大名南部家が活躍し、700年以上もの間平定した。酒の歴史としても意義深く、江戸時代末期、盛岡藩の献上酒を作っていた最後の酒司(さかじこ)が、伝統的な技を集結。新しい時代に即した技術を完成させ多くの弟子を育成。この集団こそが、杜氏集団として国内最大の規模を誇る「南部杜氏」。

和をもって酒造りの心とする

蔵のほど近くには中津川が流れる。冬は雪深くも白鳥が飛来し、夏は鮎、秋にはサケがのぼる清流。適度なミネラルを含んだこの岩手山系の岩清水が蔵の酒の命となっている。南部杜氏の故郷で、造り酒屋として240年もの伝統を受け継ぐ蔵人たちは「和の乱れた蔵の酒は味にとげがある。調和のとれた蔵の酒は人を和ませるいい味になる。」「どんなに腕のいい杜氏でも一人で酒づくりはできない。米と水、そして蔵人がひとつにまとまって初めて、いい酒ができる」をモットーに、水の違い・年毎に違う米の質・日々の天候や気温等を見極めつつ、互いを尊重し和をもって酒造りを行っている。

菊の司酒造の酒蔵

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