上川大雪・十勝(上川大雪酒造)北海道


上川大雪酒造

厳しくも豊かな北の大地・北海道。広大な十勝平野の中心・帯広市と、北海道最高峰である大雪山の麓・上川町という別々の土地に蔵を構え、それぞれの土地に合わせた酒を醸す上川大雪酒造。2017年より酒造りをスタートした新進気鋭の蔵元です。

「飲まさる酒」(北海道の言葉で「ついつい飲んでしまう」の意)を目指し、高品質でより多くの人が喜んでくれる造りを追求しています。

『地方創生蔵』として、その土地に根付く。

上川大雪酒造

上川大雪酒造の掲げる大きなテーマとして、『地方創生蔵』という言葉があります。地元に支えられ、地域に根ざす。酒造りができることの喜びと責任感を持ちながら、地元に愛され地域活性化に貢献していきたい考えを持っています。

上川大雪酒造

蔵のある上川町や帯広市は、決してアクセスがいいとは言えない場所。それにもかかわらず、現地でしか感じることのできない空気や文化、そこでしか味わえない食など、多くの魅力が人々の心を掴んで離しません。

地元以外の人々にも伝えるため、魅力を酒に写し、想いを込めて『上川大雪』『十勝』は醸されています。

上川大雪酒造

原料は水も米も、全て北海道産。
契約栽培された北海道生まれの酒米「彗星」「吟風」「きたしずく」の3種類だけを使用。一本一本小さな規模で、ただただ真面目に、手造りを徹底して醸しています

雄大な山々と清らかな空気に抱かれる「緑丘蔵」

上川大雪酒造

旭川から車で約1時間、大雪山国立公園の麓の町、上川町。
「カムイミンタラ」(アイヌ語で「神々が遊ぶ庭」)とも呼ばれる大自然に囲まれた場所に建つのが緑丘蔵(りょっきゅうぐら)。この地域、唯一の日本酒蔵です。

雄大な大雪山系から湧き出る超軟水を仕込み水とし、極寒の環境下で酒を醸しています。

上川大雪酒造

「緑丘蔵」こそ上川大雪酒造のはじまりの場所。ミニマルかつシステマティック、そして清潔に管理された蔵の中で、正確なデータと研ぎ澄まされた五感を駆使して、当たり前を大事に酒造りに向き合っています。

『上川大雪』は、柔らかで清らかな仕込み水を感じさせるような透き通る酒質と芳醇な味、そして軽やかで締まった風味が特徴。「飲まさる酒」のコンセプト通り、気がついたら一本空いてしまう魅力的な味わいです。

広大な土地で生まれ、地域と育つ「碧雲蔵」

上川大雪酒造

帯広市の南部、広大な敷地を持つ日本唯一の国立農業系単科大・帯広畜産大学。この構内に建つのが碧雲蔵(へきうんぐら)。全国に多くある酒蔵の中でも珍しく、大学に併設される形で建てられた酒蔵です。同大学と連携し、日本酒の次の世代を担う人材育成も行っています。

まるで一つの町のように大きな大学の敷地内は、見渡す限り緑豊か。蔵も木々に囲まれており、周囲とは少し違った静けさに包まれています。

上川大雪酒造

日高山脈を水源とし、幾重にも日本一の清流に輝いた札内川水系の伏流水を仕込み水に使用。上川町・緑丘蔵とは異なり、こちらは中硬水。透明感のあるシャープな質感が特徴です。

十勝地域は100年以上の酒造りの歴史がある土地。しかし、2020年に上川大雪酒造「碧雲蔵」が酒造りを開始するまで、40年以上もの間酒蔵が一軒もありませんでした。
そのような土地で昔の残り香を感じながら、人の経験を薪とし新たな灯火を燃やし、この地の食や文化に合わせて醸されるのが『十勝』です。

上川大雪酒造

『十勝』はこの帯広という土地で生まれる肉や乳製品、野菜に合う味わいを目指し、「ローカルを掘る」という想いのもと醸されています。

どうしたらその味になるか?を技術的に分析。そこからどう醸すかを考えて、日々試行錯誤しながら造られています。

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