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爽やかでシャープな新酒
酸と旨味の絶妙な調和
睡龍 純米吟醸 しぼりたて 無濾過生酒 1.8L
商品番号:10116
¥3,740(税込)
使用米 | 阿波山田錦 |
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磨き | 50% |
特定名称酒など | 純米吟醸/生酒 |
度数 | 15度 |
爽やかでシャープな新酒
酸と旨味の絶妙な調和
奈良県の老舗蔵、久保本家酒造。300余年の長い歴史を持つ酒造で、現在では完全発酵や生酛に拘った昔ながらの酒造りをしています。こちらはそんな蔵のしぼりたて純米吟醸酒。山田錦を50%精米でしっかりと発酵させて醸しました。
爽やかな香り立ちからは、柑橘系のような酸味を感じます。その奥に麹由来のほくほくとした甘みも覚えます。優しめの口当たりから一気に広がるのは、はっきりとした酸と、その裏に付くように現れえる微かな苦味、しっかりとした米本来の旨味のような味。だんだんと膨らみ、どっしりとしら味わいの芯と強い辛さがシャープな印象に繋がります。
しっかりと辛く、飲み応えもありながら整えられた米の旨味を、睡龍ならではの酸が纏め上げるような味わいは、一度飲めばクセになります。熟成をメインとする蔵の貴重な新酒、お見逃しなく。
【蔵元紹介】久保本家 酒造 奈良県
奈良県、桜井市と榛原町の南に位置する大宇陀町にある久保本家酒造。狭い道沿いに、家々が低い軒を並べています。この道沿いは伊勢街道、熊野街道に通じる交通の要所。この地で造り酒屋として三百年の時を重ねてきた酒蔵が久保本家酒造です。
久保本家酒造の始まりは、元禄十五年(1702年)久保家の先祖である久保官兵衛が吉野から大宇陀に移り、酒蔵を築いたことによります。大宇陀は水が豊かで、昼夜の気温差が激しく、よい米が取れるという土地柄で酒蔵を営むには良い土台でありました。
熟成を経て味わいの乗る
「生もと造り」はまさに、
眠れる龍が目を覚ます如く―
杜氏の加藤さんはもともと建築業界で働いていましたが、当時、主にワインを愛飲していたのですが、あるとき、薬缶に酒を入れて直接火にかけて温めた燗酒を飲まされたのがきっかけで、今までに飲んだことのない美味しさに、日本酒造りの虜のなってしまい転職したそうです。その頃に生もとの造りの旨さも知り、徐々に加藤杜氏の中で旨い日本酒の輪郭が明確になってきたそうです。平成16年の仕込みより、この生もと仕込みが本格的に取り組まれています。
生もとで造られたお酒は、酵母菌が極めて厳しい環境で育てられる為、弱い者は死に絶え、優れた者だけが生き残ることから、もろみ末期までその勢いが衰えず、完全発酵したお酒が出来上がります。このため、熟成して旨みが増し、キレがよくなり、しかもコクのある理想的なお酒に仕上がります。
加藤杜氏曰く―、
『生もと造りは本当に手がかかる。でも全ての作業には、全部意味があるんです。その一つひとつの作業を手抜きせずに重ねて、嘘のない酒造りをしなければ、旨い酒を飲むことが出来ない。それは、飲み手である自分たちが一番よく知っている。』つまり、手間と時間をかけ、思いをかけることで、微生物の力がより顕わになり、旨い酒が出来ると言うこと。米本来の旨みを出来るだけ残し本来の酒の味を味わってもらいたい。そんな蔵元の思いのこもったお酒を醸しています。
また、『生酒以外は常温で保管してほしい。』とのこと。熟成による味わいの変化がこの蔵の酒のもう一つの魅力です。