ゆったりと時を重ね得た深み
季節を彩る円熟の味
農口尚彦研究所 ひやおろし 720ml
商品番号:13145
¥3,300(税込)
使用米 | 五百万石 |
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磨き | 非公開 |
特定名称酒など | 火入れ酒 |
度数 | 19度 |
ゆったりと時を重ね得た深み
季節を彩る円熟の味
伝説的造り手、農口尚彦杜氏が率いる石川県の名門・農口尚彦研究所より、季節限定品『ひやおろし』のご紹介です。
選び抜いた五百万石を使用。厳冬期に醸した酒を無濾過・原酒のまま一回火入れし、じっくりと秋まで熟成した逸品。熟成を得意とする農口尚彦研究所のひやおろしですから、期待せずにはいられません。
このひやおろしを最大限楽しむなら、ぜひ秋の味覚と共に。脂の乗った秋刀魚や戻り鰹、松茸の土瓶蒸しと合わせれば至福のひとときであること間違いなし。また、燻製された料理やスパイスの効いた料理との相性もよし。美味しいお食事と共にゆったりとお楽しみください。
香り
穏やかながらふくよかに漂う米の香り。その奥にスパイスの気配や甘みが混ざり合った複雑な雰囲気を感じます。
味わい
滑らかで柔らかい口当たりからゆったりと広がっていく、ボリューム感溢れる上品な旨味。ぎゅっと凝縮された味わいの中には、穀物を思わせる香ばしさや奥深いコクがあり、味わいの厚みを楽しめます。余韻には蜂蜜のような優しい甘みが柔らかに漂い、スッキリとしたキレで収束。ドライながらキレのいい味わいです。
醪を搾ったのち、一度だけ火入れを行う製法のこと。品質が安定している火入れ酒ながら、生酒ならではのフレッシュで豊かな風味をお楽しみいただけます。
また、火入れのタイミングによって生詰や生貯蔵など名称が変わります。
【蔵元紹介】農口尚彦研究所 石川県
「酒づくりの神様」の異名をもつ日本最高峰の醸造家の一人、農口尚彦杜氏が、2年のブランクを経て酒造りに復帰致しました。2017年11月に開業した酒蔵は、農口杜氏の酒造りにおける匠の技術・精神・生き様を研究し、次世代に継承することをミッションとし「株式会社農口尚彦研究所」と名付けられました。70年余年におよぶ酒造り人生の集大成として、生涯最高の「魂の酒」造りに挑み続けます。
酒造り70余年「農口尚彦」の復活
農口尚彦とは
1932年、能登杜氏で知られる石川県能登町に、杜氏一家の三代目として生まれる。16才から酒造りの道に入り、27歳と異例の若さで石川県「菊姫」の杜氏に就任。能登杜氏四天王の一人として一躍有名になる。その後、鹿野酒造などで杜氏をつとめあげ、2017年11月から当社杜氏に就任。農口氏が業界に与えた影響は大きく、1973年以降低迷を続けた日本酒市場の中で「吟醸酒」をいち早く広め、吟醸酒ブームの火付け役となる。また戦後失われつつあった「山廃仕込み」の技術を復活させ「山廃仕込み」復権の立役者となる。全国新酒鑑評会にて連続12回、通算27回の金賞を受章。70年以上に渡る酒造り人生の中で数々の銘酒を生み出した。
〈略歴〉
1990年 JAL国際線ファーストクラス搭載日本酒として農口尚彦作の菊姫大吟醸が採用される。
2003年 著書「魂の酒」(発行/ポプラ社)発行。
2006年 卓越技能者に贈られる「現代の名工」認定。「厚生労働大臣表彰」受賞。
2008年 「黄綬褒章」受賞。
2010年 「プロフェッショナル仕事の流儀」「魂の酒、秘伝の技」(NHK総合テレビジョン)に出演。
2014年 「和風総本家」「81歳の杜氏農口尚彦幻の銘酒再生秘話」(テレビ東京)に出演。
2017年 農口尚彦研究所の杜氏に就任。
2018年 ANA国際線ファーストクラス・ビジネスクラスでの複数年にわたる機内提供が開始。「FNS 27時間テレビ」「にほんの食遺産」(フジテレビ系列)に人間食宝として出演。
2019年 「ニュースウォッチ9」「伝説の杜氏再び86歳新たな挑戦の日々」(NHK総合)に出演。「農口尚彦の夢造(ゆめづくり)~86歳現役酒造りの神~」(HAB北陸朝日放送)に出演。
農口杜氏は50年あまりにわたって数値データをノートに書きためてきました。それは感覚値を最小限にし、理想の酒に少しでも近づくための科学的アプローチでした。今尚、理想のお酒を探求し続ける農口杜氏の希望で、最新機器を導入し、若手蔵人たちとその精度を高めてゆきます。