深みとキレの見事な共存
秋の夜長は看板猫と共に
美丈夫 吟醸 秋酒 720ml
商品番号:13127
¥1,485(税込)
使用米 | 愛媛県産「松山三井」 |
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磨き | 55% |
特定名称酒など | 吟醸/火入れ酒 |
度数 | 15度 |
深みとキレの見事な共存
秋の夜長は看板猫と共に
高知県安芸の銘酒・美丈夫より、季節限定品『吟醸 秋酒』のご紹介です。愛媛県産の松山三井を55%精米にて使用。春先に醸した酒をじっくりと熟成させることで、秋酒らしく趣深い味わいになりました。
丸みを帯びた柔らかさと、しなやかさ。さらにキレの良さを兼ね備えた一本。中秋の名月と座り込んだ猫がかわいらしいラベルデザインも印象的です。秋の夜長のお供に、ぜひどうぞ。
香り
和の柑橘を思わせる爽やかな香り。奥に感じる、ほんのりとコクのある甘みが秋酒らしさを演出します。
味わい
滑らかな口当たりからスッと伸びるシャープな辛さ。吟醸酒らしい整ったバランスと、まろやかな雰囲気でしなやかに伸びていく旨味が合わさり、奥行きのある味わいを楽しめます。飲み込んだ後は、すっきりとしたキレで見事に収束。柔らかな酸味とまろやかな旨味の対比がたまらない仕上がりです。
【蔵元紹介】濱川 商店 高知県
濱川商店は明治36年(1903年)創業高知県の安芸郡田野町という自然豊かな場所にある蔵元です。まだ純米酒が主流ではない昭和中期に純米酒を商品化し人気を博しました。「美丈夫」は美男子を意味し、高知県の英雄、坂本龍馬をイメージして名付けられました。
美しく、強く、そして優しく。
【美丈夫に造る水】
日本酒ほど水の影響を受ける酒はありません。酒を醸す微生物たちが存分にその生命力を発揮するのも、米がその個性を花開かせるのも銘水あってこそのこと。美丈夫のベースとなる仕込み水は、高知県の県木・魚梁瀬杉のふるさと魚梁瀬地区甚吉森を源とする奈半利川の伏流水。樹木の緑が美しい森の中清流がしぶきを上げる涼やかな渓谷など豊かな自然の風景の中を巡り巡って蔵へと辿り着きます。この仕込水が美丈夫を造りあげています。この清冽な水をベースに馥郁たる酒を醸す。そのために必要なのは、良質の原料米です。そして、もちろん原料米も厳選されたものが使用されています。
【仕込水の特性を知る】
酒造りに携わって30年。これまでにひしひしと感じるのは、仕込み水の重要性です。日本酒の原材料はおよそ7割が水。つまり、その酒の7割はその蔵の仕込み水なのです。そして、美丈夫の酒造りの一番の特徴はこの仕込み水が国内屈指の超軟水であることです。超軟水から生まれる酒は言うなれば、飲むが易し造るは難し。扱いが難しくも、美丈夫の清らかな個性を形づくります。この地が育む仕込み水の短所を補い、長所を伸ばして行くことが、これからの美丈夫の酒造りだと考えています。(杜氏・小原昭氏)
【美丈夫を活かす米】
「最高の米で最高の日本酒を造りたい」という思いから美丈夫が厳選したのは、酒米の最高峰である兵庫県産山田錦。中でも東条の特A地区指定の田んぼで収穫された酒米から生み出される日本酒のすばらしさを多くの人に伝えたいと願っています。同時に日本酒のテロワール、といった視点からは、地元高知県で契約栽培される吟の夢、愛媛県の松山三井、しずく媛など、それぞれの米の特性を生かした醸造にも力を注いでいます。
【蔵元が願う、美丈夫の未来】
山と森と渓谷を通ってきた清冽な水。田んぼで黄金色に実る稲穂からの米。酒を醸すための蔵へは、自然からの恵みが豊かに運ばれてきます。米を酒へと変える手仕事を重ねるのは、蔵の人間たちですが天地の恵みがなければ酒造りの仕事は始められません。この土地だからこその恵みの数々を、旨い酒に変えて地元の人たちに戻したい。それが美丈夫という銘柄を誕生させた時の願いでした。美しく、強く、そして優しく。美丈夫を醸す蔵として目指すのは「旨い酒を造る」という唯ひとつのことです。そのために、することは限りなくある。そんなふうに考え続けています。