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甘酸っぱくて飲みやすい
桜舞い散る美しい一本
AKABU SAKURA 720ml
商品番号:12954
¥2,420(税込)
使用米 | 岩手県産米 |
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磨き | 60% |
特定名称酒など | 生酒 |
度数 | 12度 |
甘酸っぱくて飲みやすい
桜舞い散る美しい一本
全国的に高い人気を誇る岩手の銘酒・AKABUより、鮮やかに春を彩る限定品『AKABU SAKURA』のご紹介です。ひと足早く春の訪れを知らせるこの一本。厳選された岩手県産米を60%精米で使用し、アルコール度数12%と軽やかに仕上げました。
透き通る蒼天のような水色に、淡い色合いをした桜の花びらが舞う模様が施された、なんとも春らしいデザインです。
桃や白葡萄を思わせるフルーティーな香りが優しく漂います。口当たりにはフレッシュなガスも感じられ、大変瑞々しい印象。柔らかな質感から広がっていくのは滑らかな甘みと軽快な酸味が混ざり合った可愛らしい味わい。
まるでいちごを思わせる風味が非常に愛くるしく、飲みやすさも抜群です。飲み込んだ後にはパッと消える短い余韻があり、咲き誇って散っていく桜のような儚さを覚えます。
日本の春の象徴とも言える桜、そのイメージを見事に表現した一本。キンキンに冷やして飲めば、するするいけてしまいます。季節を感じるAKABUの限定品、ぜひお楽しみください。
【蔵元紹介】赤武 酒造 岩手県
赤武酒造は、"復活の蔵"などとも呼ばれる蔵元です。その理由は2011年3・11に発生した東日本大震災にあります。岩手県大槌町に蔵を構えていた赤武酒造は、この震災の影響を受け、再起不能なほどの壊滅的打撃を受けたのです。
「日本を代表する銘酒を造りたい―。」
そんな想いで醸しています。
赤武酒造では「浜娘」という、地域に根づいたお酒を醸していました。地元の人に愛される「浜娘」を絶やすわけにはいかないと社長の古舘秀峰さんは岩手県内の酒蔵を駆け回り、設備を貸してくれる酒蔵を見つけ、やっとの思いで浜娘の生産を続けることに成功しました。
そして、2013年に震災復興プロジェクトの支援もあり、以前と同じ大槌町にというわけにはいきませんでしたが、念願叶って盛岡市内に新設の蔵を建てることができました。さらに、この新蔵建設の後、赤武酒造を代表する銘柄"AKABU"が誕生するのです。
【史上最年少杜氏、22歳での挑戦】
新しい蔵での造りが始まって、一年が経とうとしていた翌2014年の夏、東京農業大学の学生だった社長の長男 龍之介さんが帰ってきました。龍之介さんは2013年に全国きき酒選手権大会・大学対抗の部において、東京農大を優勝に導いた立役者。さらに、短期間ではありますが、他の蔵で酒造りの現場に携わり、酒類総合研究所の醸造研修を受けての帰蔵でした。
秀峰さんは、その酒類総合研究所での研修時に龍之介が造ったお酒を呑んでみて、「なかなかどうして、旨いじゃないか」と驚かれたそうです。ちょうどその頃、取引先の酒販店から、「もっとインパクトのある酒が欲しい、浜娘にはそれが足りない」と言われていたそうです。秀峰さんは、「ならば」と、当時22歳であった龍之介さんを杜氏に任命。そしてここに史上最年少杜氏、「古舘龍之介」杜氏が誕生したのです。
【AKABU誕生とその苦難】
龍之介さんが醸した新銘柄は、同酒造の名を冠して「AKABU」と名付けられました。杜氏就任一年目に造られたAKABUは、父・秀峰さんからすると十分美味しかったそうですが、龍之介さんからすると満足のいく出来ではなかったそうです。さらに、まだ22歳という異例の若さの杜氏に対する酒販店の反応もまちまちで、その出来栄えを心配する声も少なくはなかったそう。それでもAKABUはその確かな味わいから続々と取扱店が決まり、現在では首都圏を中心に全国区で取り扱われる大きな銘柄となったのです。
2017年現在、AKABUが誕生してからまだ4年目と大変若い銘柄でありながら、これまでに数多くの賞を受賞し、その造りのクオリティーは年々上がっています。パワフルな、若い力で醸されるAKABUは、意欲的で、才知に富んだお酒です。