兎が届ける実りの味
特別な米が描く深い旨さ
二兎 純米 萬歳 七十 720ml
商品番号:12766
¥1,485(税込)
使用米 | 萬歳 |
---|---|
磨き | 70% |
特定名称酒など | 純米/火入れ酒 |
度数 | 16度 |
兎が届ける実りの味
特別な米が描く深い旨さ
愛知県岡崎市にて醸される銘酒・二兎より、特別な米を使用した『純米 萬歳 七十』のご紹介です。萬歳という品種の米を70%精米で使用。丁寧に醸した落ち着きのある火入酒です。
萬歳は大正の頃、天皇即位の際に行われる五穀豊穣と国の安寧を祈願する儀式「大嘗祭」に奉納された由緒ある品種。当時、大嘗祭に奉納するための萬歳を栽培する田圃として岡崎の地が選定されたことから、岡崎の地と大変ゆかりのある酒米です。ある時から栽培が途絶えていましたが、岡崎の有志農家によって100年ぶりに復活を遂げました。飯米ながら、酒造適正も大変高くあの雄町にも劣らない優れた特性を持つとされています。
地元・岡崎の地とも非常に縁の深い、特別な米で醸すこだわりの一本。香ばしく焼き上げた肉料理とのペアリングがおすすめです。ぜひじっくりとお楽しみください。
香り
柔らかに漂うマスカットの雰囲気。奥から穀物のような香りも感じられます。
味わい
とろりとしたまろやかさを感じる口当たりから、コクのある旨味と包み込むように伸びやかな甘みが広がります。軽快な酸とほのかな苦味、穀物のようなニュアンスも感じられ、複雑な印象。飲み込んだ後には甘めの余韻がふんわりと漂い、そのあとで酸が作るキレによって綺麗に消えていきます。
温度の変化や空気とのふれあいによる美しい変化に注目!
開栓直後のよく冷えた華やかな印象から、空気と触れ合い、温度がだんだんと上がっていくことで移ろう味わいが大変魅力的。ゆったりとボトル一本が描くストーリーをお楽しみください。大きめのワイングラスでいただくのもオススメです!
【蔵元紹介】丸石 醸造 愛知県
丸石醸造は元禄三年、1690年に徳川家康公生誕の地であり、山と川に囲まれた歴史と自然が溢れる愛知県岡崎にて日本酒造りを始めました。以来330年の永きに渡り日本酒を造り続けています。しかし、1945年7月の岡崎空襲により敷地のほとんどを焼失。幸運にも焼失を免れた蔵で、日本酒『長誉』の製造を開始しました。そして、全国新酒鑑評会で11回も金賞を受賞している自慢の銘柄『徳川家康』。地産地消、正真正銘の地酒『三河武士』。三銘柄とも長きに渡り、地元で愛されてきました。
二兎追うものしか二兎を得ず
【水、米、造り、貯蔵、のこだわり】
丸石醸造は「甘、香、酸」を追い求めます。「甘」は本来お米が持つふくよかな甘みを、「香」は日本酒が持つ芳しい香りを、「酸」は力強さと後味の透明感を日本酒で伝えます。そのような良質の日本酒を造るためのこだわり…。「水」は雄大なる矢作川の伏流水を、「米」は愛知県産米を中心に全国から丸石の日本酒に合う米を厳選し、「造り」は300年以上受け継がれてきた伝統と感覚に最新の技術と化学を融合させ、「貯蔵」は蔵内に点在する冷蔵貯蔵庫にて緩やかなる熟成を促します。
丸石酒造が日本のみならず世界へ向けて醸すのが、向かい兎のモダンなラベルが目を引く新ブランド『二兎』です。二兎のコンセプト、焦点…それは『二兎追うものしか二兎を得ず』。「味と香」、「酸と旨」、「重と軽」、「入りと後味」、「シンプルさと複雑味」…など。二律背反するように思える二つのコトガラを、最高の味わいになるようにバランスを追求し、美味しさを追い求めたのが『二兎』になります。
二兎の共通の特徴は「新鮮さ」「後味の良さ」「食との融合」です。新鮮さが、起承転結すべての場面においてスムースで安定した味わいを感じさせる事ができ、後味の良さが、心地よい物語の完結とともに次の一杯を要求させます。まさにその味わいは『二兎追うものしか二兎を得ず』を体現しています。
時代の激流に乗りつつ変化を取り入れ、新しい挑戦に挑みながらも地元を愛し共に歩んでいく丸石醸造。今後も地元岡崎、日本、世界、そして次世代に渡るまで普遍的に愛され続ける酒蔵であり続けます。
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