老舗の手がける習作
地元産山田錦で醸す一滴
習作 朝比奈酒米研究会 山田錦 1.8L
商品番号:12211
¥3,520(税込)
使用米 | 静岡県藤枝市朝比奈地区産「山田錦」 |
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磨き | 55% |
特定名称酒など | 純米吟醸/火入れ酒 |
度数 | 15度 |
老舗の手がける習作!
地元産山田錦で醸す一滴
静岡県下にて最古の歴史を誇る蔵元、初亀醸造。そんな老舗蔵から『習作』と名付けられた一本が入荷致しました。習作とは、芸術分野で練習の為に作品を作ることやそれによって作られた作品のことを指します。その名の通り、技術の進歩や新商品開発のために製造されたお酒で、いわば試験醸造酒です。
初亀醸造の位置する藤枝市岡部町より5kmほどの距離に位置する朝比奈地区の田圃にて栽培された山田錦を全量使用して醸された本品。初亀醸造が普段使用する山田錦は兵庫県産のものをメインとしていますが、今回は蔵から近い環境にて育てられた酒米を使用することで、土地の違いによる米の質の差や、地元の空気感を表現しました。
朝日奈地区はもともと、玉露の日本三大産地にも数えられる農業地域。気候、土壌共に恵まれた土地で育てられた山田錦を、55%精米にて醸しました。口当たりは軽やかで、後から追いかける美しい辛さが印象的。山田錦らしいふくよかな旨みが柔らかに広がり、軽い酸や程よい甘味が広がった後抜群のキレで収束します。
初亀らしさをしっかりと感じさせながらも朝日奈地区産の山田錦の魅力を存分に感じられる一本。お食事、とりわけ魚介類との相性ももちろん抜群です。しっかりと冷やした温度帯からほんのり温かい温度帯まで、お好みの飲み方でお召し上がりください。
【蔵元紹介】初亀 醸造 静岡県
寛永12年(1636年)屋号を「足名屋」とし、駿府城からほど近い場所で操業。明治9年(1876年)江戸時代には東海道の宿場町として栄えた岡部町に蔵を移転。現存する造り酒屋の中では静岡県で最古、全国でも31番目に古い歴史ある酒蔵です。主要銘柄である『初亀』は「初日のように光り輝き、亀のように末永く栄える」事を願い命名されました。
初日のように光り輝き
亀のように末永く栄える
【大吟醸酒の先駆け】
初亀醸造と吟醸造りの歴史は古く、昭和42年(1967年)静岡県、名古屋局、全国清酒品評会(当時東京農大主催)、全ての品評会で第一位を受賞(三冠)したのを記念し大吟醸酒の発売を開始。昭和52年(1977年)には日本で初めて一升瓶で一万円を超える「純米大吟醸
亀」を発売。全国の地酒ファンを驚かせると共にその品質から高い評価を受けました。現在も入手困難な幻の高級地酒となっています。
【原料へのこだわり】
原料米は品種よりも品質を重視。高級酒に使用される原料米山田錦は、山田錦特A地区の中でも高品質と評価の高い兵庫県加東市東条町の山田錦を使用しています。東条地区産の山田錦を用いて最高級の日本酒造りを目標とし、日本屈指の12蔵のみが加盟する団体『フロンティア東条21』のメンバーでもあります。地元静岡で開発された酒米、誉富士も上質。上品で柔らかい酸と穏やかな香り、すっきりとした飲み口は静岡酒の特徴が余すところなく表現されています。また使用される水は南アルプスの伏流水を使用。地下50mから汲み上げられる清く冷たく澄んだ水は、初亀の酒をより美味しく育んでいます。