S型麹を名人技で醸す
甘みとキレのバランス型
阿久根 1.8L
商品番号:20290
¥2,600(税込)
タイプ | 芋焼酎 |
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原材料 | 甘藷(黄金千貫)、米麹 |
使用麹 | S型白麹 |
度数 | 25度 |
S型麹を名人技で醸す
甘みとキレのバランス型
現代の名工に数えられた杜氏・黒瀬安光を輩出した名門、鹿児島酒造の醸す人気商品『阿久根』のご紹介です。商品名はかつて鹿児島焼酎が江戸時代に阿久根焼酎と呼ばれ、都で幅広く愛されたところに由来しています。
この焼酎はS型麹と呼ばれる白麹の一種を使用しています。S型麹は管理が非常に難しく、杜氏泣かせと言われることも。ですがその効能は非常に優秀。熟達の技による繊細な管理のもと醸せば、芋の原料臭を和らげ醪の発酵を助長、旨味や甘味が強く馴染みやすい風味を持った素晴らしい焼酎に仕上がるとされています。
香り立ちは上品で滑らか。落ち着きを感じさせる柔らかな甘みがふんわりと広がります。口に含んでみれば、広がるのはまろやかで強い甘みと旨味のコク。飲み込んだ後味は辛さや、適度な渋みが絶妙なキレの良さを生み出します。
甘味やコクがしっかりとしていますが、キレの良さが絶妙なバランスを生む本品。ロックや水割りといった飲み方がオススメです。黒瀬杜氏集団を牽引する蔵が名人芸で醸す、洗練された逸品をゆったりとお楽しみください。
【蔵元紹介】鹿児島 酒造 鹿児島県
江戸時代寛永の末に阿久根に移住した折口伊兵衛は、焼酎を造り「千酒(ちざけ)と銘打って販売していました。薩摩藩主島津光久が阿久根投宿の折に献上したところ、美味しいと称賛せれ『阿久根諸白』の銘が与えられました。江戸時代の上質な酒を「諸白(もろはく)」と呼んでいました。以後阿久根の焼酎と国分の煙草は鹿児島の特産品として江戸・上方に広まっていきます。(阿久根市誌より)
昔特別なことは何もない
ただひたすらに焼酎を思い、
好きでいられること。
焼酎の世界では唯一の「杜氏の里」として知られる鹿児島県南さつま市笠沙町黒瀬地区。明治の時代、黒瀬から三人の若者が沖縄に渡り、泡盛の製造技術を学び戻ります。この技術を持って黒瀬の地から九州各地の焼酎の蔵に杜氏・蔵人として出かけました。やがて焼酎造りの一切を任されるようになり、『黒瀬杜氏』と呼ばれるようにまりました。
一方、泡盛の麹菌から焼酎に適した黒麹菌が誕生し、鹿児島で長く使用されていた日本酒に用いる黄麹よりも、製法が安定し、良質な焼酎が出来るため、黒瀬杜氏と共に九州各地に広がりました。やがて大正の時代に入ると、芋焼酎に最適な白麹が発見され、製法も、品質も格段に安定しました。そして、呑み易い焼酎と評価され、鹿児島のいも焼酎も全国へと普及していきます。その本流の焼酎造りの技を、体で覚えている数少ない杜氏が、総杜氏 黒瀬安光氏です。麹使いのプロとして難しい麹を使いこなし、特色のある味わい深い焼酎造りを指導しています。
【蔵元ページより抜粋】