福和蔵ふくわぐら(井村屋)三重県


井村屋の酒蔵

豊かな自然に恵まれる三重県多気町。伊勢神宮で知られる伊勢市やブランド銘柄・松坂牛で有名な松阪市に挟まれ、『多くの気(命)を育む』という由来で名付けられる豊かな土地にて令和の時代に産声を上げた蔵・福和蔵。

『あずきバー』をはじめとしたお菓子の製造で知られる井村屋が手がけたことで話題を呼ぶこの蔵は、三重の豊かな風土が育んだ原料を使用し、地域に根差した透き通る自然の味わいを目指し醸します。

自然を慈しみ、福寿を願う。

蔵は『VISON』という三重の魅力を余すことなく楽しめる複合型商業施設に併設される形で構えられた現代的なデザインの建物。

四季醸造設備により年間を通してフレッシュな日本酒を味わうことができます。ラインナップの全てを三重県産素材にこだわり、ここでしか作れない日本酒の味を目指しています。

井村屋の酒蔵

異業種だからこそ、革新的な試みを。

なぜ、製菓メーカーの井村屋が酒造業なのか。
そこには三重県内の酒蔵が減り続けているという現状がありました。

話の始まりは、三重県内の蔵元『宮崎本店』の会長から井村屋グループの会長・浅田剛夫氏に声がかかったところから。日本酒業界の現状を知った浅田氏は様々な可能性を探り、1900年創業の福井酒造場を事業継承。日本酒造りへと踏み切りました。

異業種の井村屋がゼロから酒蔵を作り、酒造りをするという大変大きなチャレンジ。

社内にいた醸造知識を持つ人材の力や周りの助けをフル活用し完成した新たな醸造施設は、限られたスペースの中でも衛生的かつスムーズに酒造りが行えるように、考え抜かれた設備が詰め込まれた最新鋭の酒蔵です。

井村屋の酒蔵

その設備を駆使して醸すのは、『日本酒はこうあるべき』という枠組みにとらわれない革新的な味わいを目指します。また、醸造過程で出る酒粕は自社製品に再利用するなど、サステナブルな酒造りを実現しています。

2021年より始まったばかりの福和蔵の歴史。初年度の全国新酒鑑評会にて入賞を果たすなど、これからの活躍が楽しみです。

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