奈良県名産あすかルビー使用
贅沢なのGIN

今やジャパニーズクラフトジンの代名詞的存在となりつつある大和蒸留所【KIKKA GIN】ですが、今回は奈良県の名産物「あすかルビー」をふんだんに使用した、贅沢な苺のKIKKA GINのご紹介です。

栓を抜くだけで、KIKKA GINらしいボタニカルの爽やかさを伴った香りがほわんほわんと漂います。そしてそのあとに、可憐で愛らしい苺の香りが追いかけてきます。グラスに注ぐと顕著にその苺らしさを感じることができますが、あくまでさりげなく、小聡明さを一切感じない透明感のある芳しさを感じます。

その味わいは至極緻密。ジャパニーズクラフトらしい繊細さを愉しむことができます。含むと口内でボタニカルたちがゆっくりとほどけていくような味わい深さと、あすかルビーの心地よい甘やかな酸味の融合は幻術品を味わっているような、そんな感動のひと時を愉しめます。

スタンダードKIKKA GINよりもアルコール度数が低く設計されていますので、ロックでその味わいを氷解とともにじっくり味わうのもおススメですし、やはりジンなので、トニックウォーターやソーダで割るのも楽しいですね。ソーダ割ならば、ガムシロップを少し垂らして甘みを足すとより美味しく頂けます。

あかい宝石【あすかルビー】

奈良県農業試験場で育成され、2000年に品種登録されたいちごです。粒が立派で大きく、鮮やかで艶やかな赤色。その美しさゆえに「あすかルビー」の名が付けられました。甘みと酸味のバランスが良く、果汁も多めなのが特徴です。

橘花 KIKKA GIN 朱華 箱入 150ml

商品番号:59064

(税込)


購入制限:なし

配送方法:常温便可能


クラススピリッツ(ジン)
使用原料(ボタニカル)ジュニパーベリー/大和橘/大和当帰/あすかルビー
度数43度

鍵や編集部によるテイスティングレポート

シンプルイズベスト《ジンソーダ》(ジン1:炭酸水3)
あすかルビーの香りをまるごと楽しみたいと思ったので、あえて炭酸水を選択。グラスにかち割氷をガラガラ投入。【KIKKA GIN 朱華】を注いだのちに炭酸水をそっと注ぐ。この時点で【KIKKA GIN 朱華】が花開くように香り立つ。新緑のような爽やかさと引立つハーブの芳しさ。炭酸水が水面を弾く様が楽しく涼やかな気持ちにさせてくれる。そして喉に一気に流し込む。無糖なので一切突っかかりなく、喉元を一気に流れいく様はまさに天晴。最後に甘酸っぱい香りが残る。苺畑にいるような、可憐で繊細な香りが「もう一杯飲みましょうよ」と誘ってくる。

禁断の美味しさ《ドッグズノーズ》(黒ビールにジン少々)
ドッグズノーズは本来ビール2のジン1なのだが、どう考えてもヤンチャ過ぎるレシピに明日の我が身が心配になり、香り付け程度、黒ビール(ギネスを選択)に【KIKKA GIN 朱華】を垂らした。数ミリ入れただけでビールの香りが全く変わる。麦とボタニカルが融解して香り立ち、そして苺がふわふわと舞い踊る。喉越しもさらに弾けた刺激的なものになる。心なしかキレが高まったように思えた。やはり最後に漂う苺の緻密なラストノートが芸術的美しさで、記憶に焼き付く感覚に陥った。

橘花 KIKKA GIN 朱華 箱入

【蔵元紹介】橘花 KIKKA GIN(大和蒸溜所) 奈良県

風の森(油長酒造)奈良県
橘花 KIKKA GIN

最良の製品は最良の環境から生まれる

古き良き街並みが並ぶ奈良県御所市。近隣には風情ある日本家屋が立ち並びます。その中に油長酒造がジン製作の為に築約150年の古民家をリノベーションした「大和蒸溜所」があります。
建物脇の入口から建物内に入ると、スギの木の良い香りが漂います。リノベーションが施された清潔感のある蒸溜所内では、梁には古い立派な材木が残っていたりと、新旧の「和」が詰まっています。玄関から続く和室を抜け障子を開けると応接室になります。その応接室から土間までの仕切りは全て取り外され、土間の方に目を向けると、近代的な蒸溜器が立ち並ぶその情景はまさに異空間。日本古来の和と、ジンを作る蒸溜設備。見事にそれらが融合した情景には思わず息を呑みます。「素晴らしい製品は環境作りから生まれる」などとは良く聞く言葉ですが、その言葉を体現したような情景です。蒸溜所内の仕切りは、スギ板などを市松模様に組み合わせた、デザイン性と耐久補強に優れた仕切りが使われています。実はこの技術は新しいもので、建築方面からも注目されているのだとか。「必ず良いものが生まれるに違いない」、そう思わずにはいられない蒸溜所です。

【クラフトジン制作のキッカケ】
何故日本酒蔵である油長酒造がジンを作ろうと思ったのか、山本社長と蒸溜所長である板床さんにお話を伺いました。山本社長が海外で経験を積んでいた頃に知り合いになった方と、とあるバーにお邪魔したそうです。そこは奈良が世界に誇る名店「The Sailing Bar」。奈良は世界レベルのバーテンダーが多い場所。国際大会でも受賞経験のあるヘッドバーテンダーの渡邉さんに教わることは多くありました。山本社長はそこでジンの奥深さを感じたそうです。「それまで自分が飲んできたジンはほんの一部だったということに気付きました。地域ならではのボタニカルを使用できるジンは、地域の特徴を生かし、僕たちにしか出せない味わいを追求する"油長酒造らしさ"を表現するにはうってつけだと思いました」山本社長は酒蔵内で勤めていた板床さんに声を掛けクラフトジン制作に取りかかりました。
油長酒造株式会社代表取締役山本 長兵衛さん/大和蒸溜所蒸溜所長板床 直輝さん

【初めてのジン作り】
とはいえ日本酒造りのスペシャリストでもジン作りは全く初めての分野。 その分最初の頃は苦労も多かったと蒸溜所長板床さんは語ってくれました。「最初は色んな本や蒸溜所の写真などを見ながら試行錯誤の日々でした。ボタニカルの量を増やしてみたり、蒸溜温度を下げてみたり、、、やっと形になってきたのはバッチ3(※バッチとはまとまった量を生産する区切り)の頃、ようやく自分が追求する理想の味に近づいた実感がありました。」今は問題点を少しずつ改善していきながら、この味をいかにキープしていくかに尽力されているそうです。

【大和橘と大和当帰】
ジン作りのルールは原料に「ボタニカル」としてネズの実であるジュニパーベリーを使用することです。ボタニカルとはジンの香りや味付けに使用される素材で、ジュニパーベリーさえ使用していれば、他に何を使用するかは作り手に任されています。このボタニカルがそのジンの味を決めると言っても過言ではありません。大和蒸溜所で造られる「KIKKA GIN(キッカジン)」ではこのボタニカルに古来より奈良で親しまれていた「大和橘(やまとたちばな)」と「大和当帰(やまととうき)」を使用。大和橘は古事記では「不老不死の実」として紹介されている、日本固有の柑橘類。小さな実ですが香りが強く、ほんのりと甘みを含んだ柑橘です。大和当帰は古くから奈良県を中心に生薬として親しまれてきました。根は医薬品ですが、近年、葉は「非医(医薬品ではない)」とされ、多くの場所で注目されています。ハーブのように強い香りを放ち、爽やかな味わいが特徴です。ボタニカルとして奈良らしいものを探していたところ、この二つが候補に上がり、試しに蒸溜してみたところその香りの良さから、すぐにこのボタニカルに決まったそうです。
KIKKAジンの原材料

【KIKKA GINの蒸溜】
キッカジンで使われるボタニカルは「ジュニパーベリー」と「大和橘」と「大和当帰」の三種類。全国的に見ても決して多くはありません。それについて板床さん曰く、「ボタニカルの種類は多いから良いと言う訳ではありません。多いとそのボタニカルの個性を感じられなくなってしまうこともあります。大和橘と大和当帰、この二つの素晴らしいボタニカルを最大限に表現したかったんです。色々と試してみましたが、ジュニパーベリーに加え、この二つのボタニカルの個性を引き出すことが私たちがやりたいジン作りだと思いました。」またベーススピリッツにはライススピリッツが使われていて、爽やかな風味の中に時折まろやかさも感じることが出来ます。ボタニカルの抽出にはベーススピリッツにボタニカルを漬ける浸漬法と、抽出した蒸気にボタニカルをくぐらせる「バスケット法」の二つが用いられています。ジンの味わいには厚みを出す為、香味華やかな最初の蒸溜部分「ヘッド」と、バランスの優れた中間部分「ハート」、そして荒々しい最後の部分「テール」を絶妙な配合で組み合わせています。 大和蒸溜所

【KIKKA GINの楽しみ方】
最後にKIKKA GINの楽しみ方を伺ってみました。「これが正解というものはありません。というのも私たちもKIKKA GINを置いて下さっているバーなどにお邪魔したときにそのレシピに感動することが今でもあるからです。それと同時にこのジンの奥深さを再認識させられます。あえて挙げるとするなら定番のジントニックやジンライムなどとの相性は凄く良いと思います。度数を59%(※ジンの度数は37.5%から)と高く取っているので、ゆっくりとお好みの度数まで割りながら楽しんで頂くのも良いですね。柑橘の爽やかさが油分を流してくれるので食中酒としてもお楽しみ頂ければと思います。」古い家屋の中で存在感を放つステンレスの釜、奈良古来の伝統品をボタニカルとして使った油長酒造らしさ溢れるジン。これからのジャパニ−ズクラフトジンシーンを牽引していく銘柄であることに疑いの余地はありません。