お酒の神様からの贈り物
発酵が完了した醪は、「こす」あるいは「搾る」ことで清酒と酒粕(清酒かす)に分けられ、澄んだ酒ができあがります。清酒醸造の仕上げにあたる上槽と呼ばれるこの工程は、室町時代に奈良正暦寺で確立されました。そしてこの工程で置き土産のように残される副産物が酒粕です。酒粕には原料(米、麹、酵母)由来のアミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷりと濃縮されており、健康食品として注目される一方で、美肌や美容効果にも有効とされており、まさに酒粕はお酒の神様が与えてくれたスーパーフードと言えます。
酒粕レーズン
<材料>
- 酒粕
- 水
- 蜂蜜
- 無塩バター(常温)
- サラダ油
- ドライレーズン
1.
酒粕を加工しやすいようにペースト状にします。
酒粕と水をジップロックに入れて炊飯器の保温で20分ほど置いて柔らかくしましょう。
2.
1.で作成した酒粕ペーストと、蜂蜜、無塩バター、サラダ油を混ぜ合わせます。
最後にドライレーズンを加えましょう。
3.
ラップを引いた上に材料を棒状にまとめ、筒状に成型します。
4.
ラップの上からクッキングペーパーで巻くとよく絞まります。
5.
冷蔵庫で2日間寝かし、カットして盛り付ける。
酒粕味のレーズンバター。筒状に成型し、カットして頂くもよし、酒粕ペーストとして楽しむもよし。気軽に楽しめるおつまみとして冷蔵庫に常備したい一品です。